2006冬 アメリカ西南部をまわる旅(2)

半日のメキシコ歩きの体験



 ティファナではUSドルで商売しています。$5で、このようにシマウマに乗せてくれて、メキシコの民族帽子をかぶって写真を撮ってくれます。

 アメリカ西南部をまわる旅だったのですが、せっかくなのでメキシコにも足を延ばしてきました。
 メキシコ側のアメリカとの国境の街のひとつに、ティファナというところがあります。ここはアメリカ・カリフォルニア州最南端の都市サンジェゴ(100万を超す大都市です)から、サンジェゴの中心地から、サンジェゴトロリーという電車で約40分。終点のサン・イシドロ(San Ysidro)で下車し、あとは歩いて国境を越えます。人が行っている方向についていき、高速道路の歩道橋みたいなところを渡れば、そこはもう国境線。
 ティファナでメキシコに入国するときには、なんと、入国審査はないのです。つまり、誰でも入国できるということ。しかし、逆に、メキシコからアメリカに帰ってくるときには、しっかりと審査があります。

 上の左側写真の赤いトロリーがサン・イシドロ(San Ysidro)まで行く電車です。乗ったのは、ちょうど1月1日。元旦の日です。車内には、メキシコ系とおぼしき人たちがけっこう乗っていました。
 上の右側の写真が、国境線にある回転柵みたいなところを通って、すでにメキシコ側に入っているところです。ごらんのように、柵はあっても入国審査はありません。国境を越えるというのがこんなに簡単だとは...もっとも、シェンゲン条約に加盟しているEUの国々の間でも、入国審査は省略されていますが。

 回転柵になっている国境線を越えてから歩いて10分ぐらい行くと、ティファナの目抜き通りであるレボルシオン通りに着きます。途中、いろいろと声をかけられたりしますが、無視して歩けば、とくにどうということはありません。
 写真でごらんの通り。どういったらいいか。あえて言えば、タイの地方都市(たとえばチェンマイとかチェンライ)を歩いている、そんな雰囲気を感じました。回転柵までのアメリカに比べて、街がなんとなくあかぬけしません。建物もちょっと薄汚れています。行き交う人々の雰囲気も、発展途上国で見るような光景とでもいえばいいのでしょうか。国境を一歩越えただけでこんなにちがうとは。アメリカとは、1キロぐらいしか離れていないのですが、全然、雰囲気がちがうのです。

 メキシコにせっかく来たのですから、ぜひ、メキシコ料理を食べて帰りたいということで、レボルシオン通りを歩きながら、1人でも入れそうで、それでいて、雰囲気がよさそうなお店を物色しました。
 2階がオープンになっているお店があって、そこに入ることに。窓がなくオープンであっても寒くはありません。ちょうど1月1日だったのですが、ちょっと我慢すれば半袖でも可能です。私は、ボトムが、デニム地の短パンとソックスだったのですが、ちょうどよい感じでした。メキシコ北部は熱帯というわけではなく、日本でいえば九州ぐらいの緯度なのですが、アメリカ大陸の西海岸が気候が温暖なのです。
 注文したのは、メキシコ料理の定番であるタコスと豆料理。そして、なんていったって、マルガリータのカクテル。マルガリータは1杯分の価格で2杯サービスということで、グラスを2つ持ってきてくれました。本場のマルガリータは本当に美味かったですよ。
 マルガリータを味わっていると、メキシコ音楽を奏でる楽団がやってきて、$3だというので(350円ぐらい)、思い出になるかなということで、メキシコ音楽を奏でてもらいました。
 ほんの少しのメキシコ体験も、いい経験になったと思います。