留美子、秋色に染まる(1) 最上川舟下りと紅葉 and 酒田・山居倉庫と欅の紅葉
今回の「紅葉撮影」で持っていったカメラは3台。メインは、ニコンの一眼レフデジカメであるD100。レンズは、トキナーの24〜200mmと、タムロンから発売されたばかりの17〜35mmの超広角レンズ。サブというか、もう1台の準メインのカメラは、オリンパスデジカメC−5050の500万画素のもの。そして、ポーチに入れることが可能なかなり小さなペンタックスデジカメ、オプティオS。これはすぐに取り出して使うためだ。
ここで掲載した写真は、D100で撮ったものとC5050で撮ったものと、およそ半々ぐらいである。
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11月の連休に「紅葉でも見に行きたいな」と考えていた。
JR東日本が発売しているトクトクきっぷのひとつとして「三連休パス」と「土日きっぷ」があり、三連休パスの実施期間は、カレンダーが三連休となるときにかぎられていて、値段はJR東日本管内の新幹線を含む全列車の普通車自由席と指定席に3日間乗り放題というもの(指定は4回までにかぎられているが)。24000円。土日きっぷは毎週の実施で、乗り放題は同じだが、山形新幹線の新庄駅以南のJR東日本の管内となっていて土日の2日間の有効だ。価格は16000円。今回は1泊の計画で、北東北までは足を運ばないので、土日きっぷを購入することにした。
11月1日(土)の山形新幹線(つばさ)は、東京−新庄間は午前中は満席。自由席にするしかないかなあと諦めかけていたとき、インターネット「えきねっと」の検索で、福島−新庄間であれば空いていることがわかり、最寄りのみどりの窓口で予約をとった。
当日、予定より1本前の東京駅発のつばさ号に間にあった。自由席は空いていた。東京の始発だと、3連休の初日であっても自由席はそれなりに乗れるようだ。余裕で座れた。こうなると、福島で次の列車の指定席の乗り換えるまでもないので、指定には乗らずじまいで、そのまま前列車の自由席でいくことにした。
定刻通り、10時40分頃に新庄駅に着き、30分程度の待ち時間で陸羽西線(通称、奥の細道最上川ライン)に乗り換え、各駅停車のディーゼルカーで古口駅まで行く。15分程度の乗車だ。古口駅からは徒歩でも10分程度で行ける距離のところに舟下りの乗船場がある。舟代は2000円近い金額だが、紅葉を眺めながらの優雅な1時間の旅程だというから安いものだ。
30人程度が乗れる舟である。最上川と同じく、日本3大急流のひとつ球磨川の川下りが15人乗りの舟なので、それよりは大きな舟だ。エンジンがついているのは、球磨川の櫓でこぐ舟よりは近代的だ。ただその分、風情には欠けるとも言えるかもしれない。
船頭さんが解説してくれる最上川のあれこれを聞きながら、左右に見える秋色を眺めていった。紅葉は実にみごとだ。赤、黄、緑の混合が目に心地よい。燃えるような赤や黄色の中に緑がアクセントを添えていた。
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最上川の舟下り(芭蕉ライン舟下り)のなかで撮影したもの
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写真は、高屋駅で撮影した。単線で電化されていない実にひなびた駅だった。針葉樹の緑と広葉樹の紅葉のコントラストがいい。
舟下りは、陸羽西線の高屋駅あたりの場所まで下っていく。船着き場から高屋駅まではバスがでている。陸羽西線の列車時刻にあわせて運行しているので、駅ではうまく列車に接続される。
高屋駅は無人駅の本当にひなびたところだ。ワンマンカーのディーゼルカーでは、運転士が切符のチェックを行う。乗車時には整理券をとり、有人駅で下りる場合には、その改札口で清算するということになる。
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酒田市・山居倉庫の欅並木。黄色みがかった褐色に色づいた欅と、夕日にはもう少し時間がある太陽の光は、秋そのものだ。
高屋駅から、さらに下りの列車に乗り酒田市まで行けるかどうか、時刻表とにらめっこ。というのは、酒田から新庄に引き返し、新庄−郡山、郡山−会津若松と歩を進めなければならない。ホテルは会津若松に予約してあり※、明日は、鶴ヶ城や飯盛山を見学しようと思っているからだ。高屋から酒田まで直通で行く列車ならば40分程度で行くのだが、途中の余目どまりの列車もある。しかも本数がかなり少ない。下手すると2時間もないこともある。
なんとかあった。行きも帰りも余目乗り換えだが、接続はある。行きは30分もの待ち時間があったが、帰りは2分。大丈夫だろうと踏んで、酒井に行くことにした。ただし、酒井に滞在できる時間は1時間。かなりタイトだ。
酒井は、古くは、庄内平野でとれた米を集め、そこから船を利用して出荷する拠点でもあった。米倉庫が今も残っており、これがちょっと風情がある。米倉庫の横に立つ欅と倉庫の組み合わせが、JR東日本の紅葉パンフに載っていた。とにかく、そこだけに行こう。
駅からはタクシーで6,7分。時間的には問題はない。
アンティークな倉庫群を眺めながら写真撮影を行った。ここは一眼レフデジカメで、とにかくきれいに撮影しておこうということで、撮影にけっこう時間をとられた。
タクシーで5,6分という「近い」という気持ちが仇になった。
列車の出発まで15分程度。余裕だと思っていたのが焦ることになった。タクシーがなかなか流れてこないのだ(あとで聞くと、酒田では基本的には流しのタクシーはないということらしい)。焦って、駅方向に歩き出す。徒歩だと20分。出発には間にあわない。男モードのときであれば走っていくこともできるのかもしれないが、なにせ今回は、写真でもおわかりのように、ヒールの高いブーツを履いている。走ることはままならない。
しばらく歩いていくと、タクシー会社が目に入った。これはラッキーだ。おかげで、なんとか、列車の出発2分前に酒田駅に到着することができた。列車には、出発ベルとともに走りこんだのだが、なんとか間にあった。これで、会津若松には、夜の10時には着ける。
※日本でのホテルの予約は、「宮崎留美子 女性」という予約で何ら問題はない。フロントで問題にされたことは1度もない.航空券の予約も「宮崎留美子 女性」で大丈夫。マイレージのカウントも、ペンネームでの搭乗を認めており、マイレージカードをつくるときに、カードの名義は本名だが、搭乗は「宮崎留美子」でというふうに前もって届けを出しておくことができる.ただし、そのマイレージカードにカウントされるのは「宮崎留美子」として搭乗しなければならないとされている.本名と両方での搭乗では、両方はカウントされない.一方で、海外旅行のときのホテルの予約は「○○○○○(本名) M(男性)」でやらなければならない。パスポートと合わせる必要があり、チェックインのときに、パスポートの提示が求められる.
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会津若松市の駅前のホテルにて
明日は飯盛山と鶴ヶ城にでかける予定
← 新庄駅の新幹線ホームにて余目での2分の乗り換え時間も、とくに問題なく、新庄駅には定刻通り到着。
東京行き新幹線「つばさ」の出発までに40分ほどある。焦ったり走ったりで喉がカラカラ。いつもはそれほどに美味しいとも思わなかった冷たいカフェオレの缶コーヒーが、このときは本当にうまいと思ったものだった。
新庄を17時50分に出る。郡山までは2時間20分ほどの旅程だ。さて、ゆっくりと眠ることにしよう。リクライニングと列車の揺れで、心地よくまどろみ、2時間近くも眠ってしまった。福島駅付近で目覚め、さて、活力を取り戻し、今日の最後の旅程へ。