2004 微笑みの国・タイを歩く(2)

タイは熱帯であるため食材は豊富に採れる.市場にいくと、日本では高価な熱帯の高級フルーツが極めて安く手に入る.たとえばマンゴー.日本のスーパーマーケットで売ってあるものよりも一まわりも二まわりも大きいマンゴーが、1kgで40バーツという(1バーツ=2.8円).大きくてずっしりしているので2個程度になる.1個で56円.安い!! このように、日本では高くてもタイでは安い食材を豊富に使った料理がタイ料理だ.このページで紹介していこう.

タイで食べた美味しい料理とすてきな時間

 タイ北部の都市・チェンマイ市内をピン川が流れている。ピン川沿いには洒落たレストランが建ち並ぶ。ここもそのひとつ。グッドビューという名前のお店。
 定番のタイ料理であるゲーン・キオ・ワン(グリーンカレー)とカオニャオマムアンを注文した。カオニャオマムアンは、ココナッツミルクで炊いたもち米にマンゴーが1個たっぷりと添えられて供される。もち米とマンゴー、それにココナッツミルクを少しつけて口に入れる。口の中で交じり合いとろける。その絶妙なハーモニーは絶品。

 右上の写真で、赤い色の飲み物はテーンモー・パン。スイカのシェイクなのだが、これも定番の飲み物らしく、タイではだいたいどこの店にもおいてある。はまってしまって、飲み物は、ほとんど、これとココナッツジュース(ココナッツの実がそのまま供される)を頼んでいた。これ全部で、確か、245バーツ。日本円にして680円ほど。洒落たレストランでこの価格。たまらく魅力です。

 タイへの飛行機はタイ国際航空を選んだ。タイ国際航空や全日空、日本航空は、タイへの航空料金はやや高い。安さをねらうならば、米系のノースウェストやユナイテッド航空。ただしこれは、成田発が夕方でありバンコク到着は夜の10時すぎになってしまう。午前便で安いエアラインは、エアインディアやビーマン・バングラデシュがあるのだが、航空機の使用機齢がやや古い。
 今回は、バンコクからさらに先にチェンマイまで足を伸ばすため、タイの国内線とセットになって「成田−チェンマイ(バンコクで途中降機)」が買えるタイ国際航空にした。ちなみに、タイ国際航空の識別記号はTG。トランスジェンダー??まさかね。ちなみに、バンコク行きのタイ国際航空は、ボーイング777という最新機を使っている。
 エコノミークラスということもあり、機内食はそんなに期待はできない。ほとんどタイ料理っぽくもない。ワインがつくが、とりたてて美味しいワインでもなかった。機内食については、インド料理が出るエアインディアの方がいいかもしれない。アメリカ系にはあまり乗りたいとは思わなかった。

 現地ツアーでアユタヤの1日コースを申し込む。バンコクに着いた日、急いでホテルにチェックインして、BTS(スカイトレイン・・・・モノレールのような乗り物、ただし線路は2本なのでモノレールではない)に乗りサラディーン駅へ。ここから歩いて15分のところにあるマンダリンホテル内にパンダバスのバンコク支店がある。パンダバスというのは、アジアで現地ツアーを売り出している大手である。香港などにも支店がある。ここで、翌日の古都アユタヤのツアーと、その日の夜の「マンボ」というところのニューハーフショーのチケットを申し込む。
※ニューハーフショーといっても日本のそれとは桁違いに規模がちがう.お店はキャバレーというカテゴリーだが、接待するホステスがくるわけではない.日本のキャバレーとは意味がちがう.子どもでも楽しめるし実際に見学に来ていたのだが、ショーは豪華さとストーリー性があり、むしろ芸術といってもいいのではないかと思っている.なお、「マンボ」などキャバレーの窓口でチケットを買えば、VIP席で700バーツ.パンダバスなどのツアー会社を通せば、半額の350バーツである(もちろんVIP席).ツアー会社で申し込むのが断然にお得.
 アユタヤツアーは、往復ともバスだと1000バーツ程度(昼食は付く)。復路を、チャオプラヤ川のクルーズにして、船内でのビュッフェにすると1800バーツ。日本円にして5000円程度。これはクルーズにしたほうがいい。
 写真は、ビュッフェの私の料理と、船尾で撮した写真だ。船内の同じテーブルで、日本からやってきた女性グループと一緒になったが、この紹介はまた別のページで行おうと思う。

 洒落たレストランで夕食をとってみたいと思って、バンコクのスクンビット通りからややはいったところにある「バーン・カニタ」というお店に出かけてみた。
 高級レストランの風情なのだが、タイでの高級料理価格は、日本円で考えると高くはない。日本人であれば、庶民でもはいれる価格である。ちなみに、左の料理すべてで750バーツ程度だった。日本円に換算すると2100円である。もっとも、別の写真にあるグッドビューやブラッセリーといったところに比べると格段に高い。バンコク中心部の高級レストランだからいたしかたない。
 注文したのは、ゲーン・キオ・ワン(グリーンカレー・・・・本場で食べるグリーンカレーは美味)とライス。プラー・チョーン・ペエサー(雷魚の1匹丸ごと煮込み料理?)、飲み物はテーンモー・パン(私も好きですねえ....はまってしまいました)。
 ちなみに、もうひとつ注文したものがあった。それは「ドリンキング・ウォーター」。タイでは、水は無料ではない。水道水は硬水らしく、そのままだとお腹をこわすらしい。普通は、ドリンキング・ウォーターをオーダーする。

 このお店は、冒頭のグッドビューと同じく、チェンマイのピン川沿いにあるムーディーなレストランのひとつ。ブラッセリーというお店で、ガイドブックでも紹介されている。
 注文したのは、ソムタムという青パパイヤを千切りにしたものをスパイシーなドレッシングで和えたもの(写真、手前左)。それに、プー・パッ・ポン・カリーという、これまたタイの定番料理のひとつ。ぶつ切りにした蟹をネギ入りカレーソースで炒め、溶き卵をふんわりとからめるという。卵とカレー味の組み合わせが絶妙。タイ料理といっても、これは辛くない。他は、ライスとテーンモー・パンを注文。テーンモー・パン(スイカのシェイク)にはやみつきになった。
 飲み物も含めて、230バーツほどだったように記憶しています。日本であれば、プー・パッ・ポン・カリーだけで、たぶん1000円は下らないでしょう。

 バンコクからバスで2時間半。バタヤビーチがある。1960年代に、ベトナム戦争帰休兵のための休養、娯楽地として開かれて依頼、おもに欧米人のアジアにおける代表的なバカンス地として多くの観光客を迎えている。ビーチ沿いのストリートを歩くと、英語の看板がたくさん並んでいる。欧米人がうじゃうじやいるといった感じで、日本人はほとんどいないのではないだろうか。このバタヤに、タイのニューハーフキャバレーをリードするポジションをえているアルカザールとティファニーの2つのキャバレーがある。毎年、ニューハーフのミスコンテストが開かれる。ニューハーフ倶楽部誌でタイのニューハーフ事情を連載している朝井秀朗さんの会社は、アルカザールが主催するニューハーフ・ミスコンテストのスポンサー企業となっていて、朝井さんの会社でもコンテストへの出場受付を行っている。
※キャバレーといっても日本のそれをイメージしては困る.子どもも一緒に見てもいいような雰囲気の健全なショーだ.むしろ芸術といった方がいいのかもしれない.日本のニューハーフショーとは規模も桁違いであり、みごとなストーリー性をもったショーが展開する.

 さて、このバタヤのビーチ沿いにあるレストラン「BAO」に入った。なんとなく安心そうだったので、全くの飛び込みだった。ガイドブックで見たわけではない。
 ここで注文したのが「カーオ・オプ・サバロッ」。パイナップル炒飯とでもいうものだ。パイナップルをくりぬいて、その果肉とエビや他の素材でピラフのようにしたものだといってよい。それを、くりぬいたパイナップルに盛って供するタイ料理の代表的なひとつである。
 とにかく量が多くて、とても1人では食べきれなかった。
 別の日にも、他のお店で、カーオ・オプ・サバロッを注文したことがあった。このお店の方が量はやや少なかったが、カオニャオ・マムアンも同時に注文したため、とても食べきれる量ではなかった。
 このときは、飲み物は、ココナッツジュース。写真の手前右に写っているのがそうだが、ココナッツの実の上部を切って、そこにストローをさして、中の果汁を飲むというもの。
 ややクセがある味なので、万人に好まれるとはかぎらないだろうが、私は大好きな飲み物だ。ちなみに、路上の屋台などで売っているのを買うと、おじさんがナタみたいな刃物で上部を切ってストローを入れてくれる。1個20バーツ。56円だから、日本人の感覚としては安すぎる果物だ。

 タイの古典舞踊を鑑賞しながらのディナーもある。チェンマイでは、上の写真のように、赤い丸い小さなテーブルに、小さな椀に種々の料理が盛られて供される。これをカントーク・ディナーと言っている。
 ツアー会社で予約すると、お店によって金額はまちまちだが、私が行ったところでは、古典舞踊の鑑賞込みで400バーツだった。1100円強。安い!! タイでは、1万円はかなり価値ある金額になる。うれしいかぎりなのだが、この差が、日本とタイとの経済格差からきているとなれば、あまり無邪気にも喜べないかもしれない。

 タイは、高級ホテルライフも満喫できる。なんてったって安いからだ。
 チェンマイでは、5つ星のグレードであるシェラトンホテルに宿泊した。ツインの1室価格で、なんと3000円(3万円じゃないよ)。これは、ある割引価格なので、宿泊サイトのアップルワールドあたりで申し込めば6000円〜7000円にはなるかもしれない。しかし、ツインの部屋の価格であるため、2人で泊まるばあいには、1人で3000円〜3500円ですむ。これで、高級ホテルライフができるのだからすばらしい。
 シェラトンホテルのビュッフェ形式の朝食はなかなかすばらしくて美味。上の2つの写真がそうなのだが、グリーンの飲み物はグァバジュース。フルーツはパパイヤとメロンをとってきた。今日の予定を考えながら豪華に朝食。なかなかGOOD。
 左の写真は、バンコクのペニンシュラホテルのテラスで、アフタヌーンティーを味わっているところだ。ペニンシュラといえば、超高級ホテルの名をほしいままにしているところ。バンコクのこのクラスだと私にとっては安くはない。さすがにここでの宿泊はしなかったが、かわりに、午後のティータイムをゆっくりと過ごす時間をとった。3段重ねのハイティーセットで350バーツ。980円程度。この価格で、超高級ホテルでアフタヌーンティーができるのだから、やみつきになりそう。