留美子のタイ紀行

 原色の色鮮やかに咲き誇る熱帯の花々、そして、どこまでも澄み切ったエメラルドグリーンの海、白い砂浜とヤシの木陰でくつろぐひとたち。アジアの南国の楽園タイは、私たちを魅了してやみません。留美子と一緒に、タイの風物を少しばかり紹介しましょう。

 2003年3月も終わりかけるころ。日本はまだ寒さが残っており、成田空港のビル内に入るまではコートを羽織っていました。左側は、出発前の成田空港内でのショット。心はもうタイに飛んでいました。ちなみに、私が行った3月下旬は、タイは暑期にあたり、年間でもっとも暑い季節。夏休みもこのころに設定されます。最高気温は35度を軽く超えていて、37度、38度となることもしばしばだとか。ただし、ホテル内はギンギンにエアコンが効いていて寒いぐらいでした。
 タイのホテルは、宿泊費は日本のビジネスホテルより安く、しかし、日本のビジネスホテルよりはるかに豪華。ちょっとリッチな気分にさせてくれます。でも、経済的に考えると、これも、日本とタイとの経済格差であり、素直に喜んでいいのかどうか、ちょっと複雑な気分です。

 今回の目的は、タイのトランスジェンダーたちと交流することでした。タイの南部、リゾート地のプーケットにも遠くないトランというまちに行くことになりました。バンコクから飛行機で1時間半。タイ国際航空という有名な航空会社ですが、写真のような小さな飛行機で行きました。ちょっと不安でしたね。
タイのトランスジェンダーたちは、性転換している人もそうではない人も、区別なく仲間意識をもっているようで、日本のトランスジェンダーたちが区別したがるのと比べて、まったく様変わりでした。ちなみに、左側の写真は、2003年6月30日に放送されたスーパーテレビ情報最前線の終了間際に出てきた映像の場面です。

 (左側)トラン市の国立病院で理学療法士として働くトランスセクシュアルのヌニンさんと、昼食を食べたお店でのツーショットです。昼食は、タイ風の野菜がたっぷり。ナンブラーをつけて食べるのですが、初めての私にとっては、なかなか口に合わないものでした。でも、タイカレー(グリーンカレー)は美味しかった。タイ米はパサパサして、白いご飯で食べるには、日本人の口には合わないのですが、タイカレーとは相性抜群。
 (右側)ロングテイルボートでトランの海をクルーズ。熱帯魚が泳いでいるのを見ることができます。

 (左側写真の左)タイのカンチャナブリ市には、性転換をしたあと、バンコクのニューハーフキャバレーでショーダンサーをしていたガイさんという方が、現在は、カンチャナブリの小・中・高が一緒になっている学校で、音楽とダンスを教えています。ニューハーフキャバレーのショーダンサーとして培った技術が、今度は、学校という場で生きているのだと思いました。それにしても、ニューハーフのショーダンサーが学校の教師になれる国って、なんだかすてきではありませんか。
 写真の川はクワイ河といって、映画「戦場にかける橋」で有名になりました。右下の私の背景に写っている橋がその橋。といっても、第2次大戦中につくった橋は、現在のような鉄橋に架け替えられています。・・・・下の写真は、脚がほっそりと写っているのでお気に入りの1枚です。
 左下の写真は、ガイさんが勤務している学校を訪問したときのものです。このときは、小学生対象にダンスを教えていました。生徒たちと一緒に写りました。

 タイでチュラロンコン大学といったら、日本でいえば東大に相当するような、かなりのハイレベルの大学です。
 そこの物理学専攻といえば、私のような文系の教科の高校教員にとっては、なにがなにやらさっぱりわからないような難解な学問です。物理学や数学をやっているというだけで、どうしてそんなわけのわからない思考ができるのかって思ってしまい、それだけで尊敬してしまいます。
 卒業後、原子力物理学の研究所に研究員として勤めていると聞いたとき、きっと、私の頭では理解できないことをやっているのだろうなと思ってしまいました。そして、その人が、トランスセクシュアルだと聞いたとき、タイという国は、本当に性のあり方では差別がないのだなあと思ってしまいました。
 目線を入れていますが、とってもすてきな方です。そして、とても自然だしスリム(タイは、男女ともスリムな人が多いです)。どこから見ても女性そのものでした。
 ちなみに、お会いしたこのお店は、日本でもお馴染みのスターバックス。ただし、タイでは高級なコーヒー店であり、ハイソサエティなまちにあります。ここはスクンビット通りというハイソな雰囲気を漂わせるところにあるスターバックスです。
 

 

 さて、留美子のたいの紹介の最後は、バンコクの観光名所です。バンコクを訪れた旅行者がだいたい行くところ。それが王宮(左側の写真)と、ワット・アルン(右側の遠景に見えている寺院)です。
 彩色ゆたかな王宮の絢爛さには驚きました。ところで、私はミニスカートじゃないですよね。王宮を見学するためには、ミニスカートだとか短パンはダメなのです。リラックスした服装はだめだということ。王室への敬意ということらしいです。
 ワット・アルンは、チャオプラヤ川を挟んだ対岸から撮しています。川を行く船は、バンコクの大事な輸送手段でもあるそうです。川は、ミルクチョコレート色をしてたおやかに流れていました。いかにも、熱帯の川といった風情ですね。ちなみに、バンコクは、熱帯のサバナ気候、南部のプーケットは熱帯雨林気候だということです。