留美子のひとり鉄道旅(36)

 待ちに待った、
     九州新幹線全線開通
   


▼鹿児島中央駅で撮影しました

 九州人(私は東京に住んでいますが、今でも九州人の意識です)にとって、九州新幹線は待ちに待ったものでした。新幹線が博多まで延伸してきてから30数年もたつのです。なかなか博多以南へは延びませんでした。
 熊本出身の私にとって、それはちょっと歯がゆいことでもあったのです。

▼熊本駅のホームに入ろうとしている、九州新幹線・山陽新幹線直通の「さくら」号

 九州、ことに、熊本〜鹿児島間は、新幹線効果は絶大で、30年前は、熊本から鹿児島というと「遠いところ」のイメージがありました。3時間ぐらいかかったのです。ところが新幹線開通で45分で行けるようになり、鹿児島はすぐ隣だというイメージに変わってきました。
 さて、熊本駅も様変わり。開通して2週間ぐらいあと、熊本駅に降り立った私は「ここはどこ?」と思ってしまったのです。
 N700系の新幹線は、東海道新幹線の「のぞみ」と同じ型なのですが、青磁色に塗装された九州新幹線「さくら」「みずほ」は、のぞみよりも高級感を感じさせます。いやいや、高級感は外観だけではありません。
 内装、これが明らかにちがうのです。「のぞみ」なんて比べものにならない。

▼こちらが普通車の指定席車内です.「2席+2席」.のぞみ号のグリーン車並みですね

 九州に帰るときに、私はもう「のぞみ」なんかには乗りたくない(といっても、東京〜新大阪間は「さくら」「みずほ」は走っていないので、新大阪まではしかたがない)。
 見てください。「さくら」(みずほも同じ)の車内を。これは普通車なのです。のぞみだと、横の並びは「3席+2席」なのですが、さくらだと「2席+2席」でゆったりしているのです。のぞみのグリーン車並みなのです。座席の色は落ち着いた色だし、JR九州の内装の特徴のひとつ「木調」が配されてもいます(この点は九州内だけの800系つばめの方がもっと木調だけど)。のぞみと料金が同じで、これだけ内装がちがうのであれば、もう絶対に「さくら」だと思ってしまうのです。
 かくして、私は、東京(のぞみ)→博多、博多(つばめorさくら)→熊本、ではなく、東京(のぞみ)→新大阪、新大阪多(みずほorさくら)→熊本というふうに、新大阪で九州新幹線直通列車に乗り換えることにしました。

 ところが、JR東海・JR東日本は、一筋縄ではいかないのです。新幹線の自動販売機だと、新大阪乗り換えの組みあわせが出てこないのです。博多までのぞみに乗せようというのか、熊本行きは博多乗り換えでセッティングされるのです。かてて加えて、インターネット予約の「えきねっと」では、「さくら」の予約ができないとなっているのです。のぞみやひかりは予約できても、さくらはできない。もし予約できたら、さくらに客をとられてしまうと思っているのでしょうか。私は、JR九州の予約ができる「JQカード(JR九州のカード)」をつくってしまいました。ただし、きっぷの受け取りはJR東日本管内ではできないので、JR西日本管内の新大阪で受けとらないといけなくなったのがネックです。

※「みずほ」「さくら」の「2席+2席」は指定席のみです.自由席車はのぞみと同じ「3席+2席」なので要注意。

 

▼こちらは自由席車内.「3席+2席」です