渋谷の新名所、セルリアンタワー

 渋谷といえば、ティーンの若者が集まる街として有名ですが、この1年で、変化が現れてきている。ティーンは、渋谷の忠犬ハチ公像側の出口から、渋谷109やセンター街といった、旧来の渋谷の繁華街に集まっている。
 一方、ちょっと大人の雰囲気を味合わせる街が、1年ほど前にオープンしたマークシティのあたりから、今回、私が行った、オープンしてまもないセルリアンタワー(2001年5月24日オープン)の方にかけての一帯に現れだした。
 【セルリアンタワー】天井が高く豪華にしつらえたロビーにつくられたラウンジや、最上階あたりの数階に集まるレストランやバーラウンジが、マクドナルドなどのファーストフードのお店にとってかわることになる。価格帯がちがうこともあり、ティーンの若者はまず見かけない。大人のカップルや、女性どうしの一群、ビジネススーツを着た男たちが、そこにいる。

 できてまもないセルリアンタワーの最上階にあるレストランで食事をした。レストランは、ぜひ窓際の席をとってもらうとよい。できてまもないからなのか、19時〜21時あたりのディナータイムには予約が必要だ。予約なしで行くと、相当に待たされることはまちがいない。
 窓際の席はなかなかいい。これまでも、恵比寿ガーデンプレイス、天王洲アイル、お台場などの超高層ビルで、レストランやラウンジに行ったことがあるが(東京ナイトスポットの別メニュー参照)、窓の大きさや、テーブルと窓の位置などを考えると、このレストランが最も眺めがいいような気がする。
 レストランがある位置関係から、新宿側の超高層ビル街は見えない。こちらの方は、レストランの隣のバーラウンジの方に入ることになる。このレストランからは、恵比寿ガーデンプレイスやお台場の方を眺めることになる。こういったビル群はやや遠くになるため、視界を遮るものはなく、逆に見晴らしは最高だ。窓の中央あたりを、下から上に伸びる首都高速道路には、赤いテールランプの帯がずっと続いている。いつものことではあるのだろうが、すごい渋滞だ。渋滞の車の帯を眼下に見ながら、ゆっくりと食すのも悪くない。ゆったりとした時間が流れる。
 食前酒は、カンパリオレンジを注文してみた@。メニューには、キールなどの食前酒にうってつけのカクテルものっているが、今回はカンパリ系を選んだ。飲みながら待っていると、オードブルらしきものがでてきたのだが、メニューで注文したものとはちがう。シェフの説明によると、どうもプレオードブルのようなのだA。オードブルの前に、もうひとつオードブルが出たのは今回が初めて。
 正式なオードブルは、カブのムースにキャビアをあしらったものだったB。
 食べ終えたころ、メインディッシュである子羊肉を中心にした料理が出てきたC。毎日、子羊を丸焼きにしているという。食べる子羊肉の部位は、客のオーダーで指定できるという。私にとっては、どの部位が美味しいかわからないため、ここはシェフにお任せということになった。子羊のボーン(骨)と一緒に出てきた肉はなかなか美味。横に添えられている、硬めのソースとマスタードを肉につけて食べる。羊肉の臭みは全くない。シェフによると、羊肉の臭みは脂であるらしい。脂がのる前の子羊を使えば、臭みはないというのだ。この世に生を受けてほとんど生きていない羊を、食べるために殺すのも可哀想な気はするが、躍り食いといって生きたまま食べることに比べれば、まだましなのかもしれない。人間の豊かな食生活は、数々の動物たちの犠牲の上に成り立っているということで、ここは素直に合掌。
 写真Bの右端を見てほしい。パンの前に、小さなお皿に入った薄緑のものが見えると思う。エキストラバージンオリーブオイルだ。普通は、パンにつけるものとしてはバターが出てくる。今まで入ったレストランでは、すべてそうだった。ところが、このお店では、オリーブオイルをつけて食べるように言われた。確かに、オリーブオイルをつけて食べる食べ方はあるのだが、そのときのオリーブオイルは高級なものであることが望ましいので、自宅ではそこまでのオリーブオイルは買っていない。さっそくつけて食べてみた。オリーブオイル独特のかぐわしい香りが口中に広がる。これもなかなか美味だ。私も、自宅で、高級輸入食材を置いている紀伊国屋とか明治屋で買ってきて、パンにつけてみようかしら。
 デザートは、チェリーと甘酸っぱいソース。食べたことがあるずだが、それでも、なんとなく初めて食べたようなテイストだったD。
 最後は、いつもはコーヒーなのだが、今回はミルクティーにしてみたEまく。特段たるグルメでもない私なので、ティーの味の評価はわからない。でも、自宅で飲むミルクティーよりは美味しい。茶葉がちがうのか雰囲気のせいなのか...すてきな、ゆったりとした時間を過ごさせてくれた、セルリアンタワーのレストランに感謝。

 セルリアンタワーに行く途中の、渋谷駅前の歩道橋での2枚です。まばゆいばかりにネオンサインがまたたいているのですが、ストロボを焚いた写真だと、バックは暗く写ってしまいました。
 バックのネオンのあたりが、ティーンの若者が集っている渋谷センター街のあたりです。

 セルリアンタワーの地上です。表玄関の裏手あたりになります
 道を1本隔てたあたりから、渋谷にほど近いということで、高級住宅地と目されています。
 著名人が住んでいるとのことで、私などには、とうてい購入できない価格なのでしょう。
 つまり、セルリアンタワーは、渋谷の繁華街のはずれ、住宅地との境目にあるということですが、そうはいっても、駅から徒歩5分程度です。
 高層ビルの地上はもともと風が強く吹いています。カメラマンの趣味なのか?スカートがちょっとめくれたところをパチリだそうです。パンチラにはほど遠いので、まあ公開してもかまわないかということで収録しています。