佐賀県教組の新聞に載りました

 性という視点での個性(両性の目立と平等をめざす教育研究集会)

〜自分の書類上の性と自分が認識する性が違う トランスジェンダーで講演〜

「性のグラデーション」
 この世には、書類上、女性と男性の2つの性しかないが、性は決して2分化されるものではない。人の数だけ、いろんな性がある。


 12月8日、アバンセにおいて「両性の自立と平等をめざす教育研究集会」を開催しました。「佐教組両性の自立と平等をめざす教育推進委員会」主催です。推進委員の楽しい寸劇で参加された方へ問題提起した後、宮崎留美子さんの講演を聴きました。
 宮崎留美子さんは、書類上男性です。「宮崎留美子」は、女性になった時の名前。月曜から金曜日までは、高校の社会科の先生。そして週末は宮崎留美子さんになるのです。40数年生きてきた宮崎さんが、今、獲得している彼女の生き方です。宮崎さんと同じ会場で2時間を過ごした参加者は、「自分らしさ」を求めて自分に正直に生きてきた宮崎さんの前向きな生き方とさわやかさに惹き付けられました。
 推進委員会は、トランスジェンダーの存在を多くの教職員の方に知ってもらいたくて宮崎さんの講演を企画しました。トランスジェンダーとは、簡単に言うと自分の書類上の性と自分が自認する性が違う、ということです。そしてその違い方も、人それぞれです。ややもすると私たちは、「男性は・・」「女性は・・」と固定した考をもち、それを子どもたちに強制し、あるいはそのものさしで子どもたちを見、そして「あの子は・・」と判断してきたかもしれません。その結果たくさんの子どもたちの自尊心を傷つけてきたかもしれません。「性と言う視点で個性を見ていきましょう。」宮崎さんは自分の経験そして今を語りながら教育問題としてこのことを私たちにさわやかに訴えられました。
 子どもたちに語る前に「自分は柔軟に生きているか」を再度問うてみたくなりました。インターネットで「宮崎留美子」を検索してみてください。素敵な出会いがあります。

2002年度、両性の自立と平等をめざす教育研究集会アンケート

 

・両性研の方で勉強させていただく中で、学校の中で、家庭で、地域で、男女とは…と考えていくことがでてきました。今日はとても楽しみにしていましたが、本当に自分らしく人として生きていくことの大切さ、むずかしさを感じました。でも、胸をはって自分らしさを出していくことが大事ですね。学校の子どもの中にも、そんなに苦しんでいる子どももいるんだという認識をもって、接していかねばと思いました。ありがとうございました。

・よかったです。はつらつとした生き方に感動しました。

・ジェンダーについて詳しく知らなかったのですが、「個性を尊重する」ということと考えれば難しくないと思いました。あらためて、この言葉の意味を考えさせられました。ありがとうございました。

・忙しい時なので、どうしようかという思いがありましたが、来てよかったです。"生き方の自由"これをいつも胸に子ども達に接していきたいと強く思いました。宮崎さん、本当にありがとうございました。

・私の通う学校(校区)は田舎の方で、男・女といった意識がやたら強いようだ。ジェンダーのみならず、思想、宗教にかかわっても「生き方の自由」を大切にできればと思う。ありがとうございました。

・当事者の方のお話は大変勉強になりました。

・ジェンダーという言葉は聞いたことはありましたが、「トランスジェンダー」という言葉は初めてきき、また本人の方の話がきけてとてもよかったです。

・大学の頃一般教養で、女性学を学んでことがありましたが、実際に、宮崎さんのような方とお会いするのは初めてでした。なぜ、身体は男性(女性)なのに、心が女性(男性)でありたいと思うのかについては私にとっては、まだしっくりとはこないのですが、自分の心に正直に生きていくことの大切さや、差別をなくしていこうとすることは、どの分野にも通じることなのだということで、落ちっきました。これから少しずつ分かるようになっていきたいです。

・今日の「多様な性」の状況がおぼろげながら理解できた。ジェンダーフリー教育を進めていくことと、男性に甘えたいという気持ちのあり様について、「ポリシー」と「ファンタジー」というようにまとめられたけれど、それについては、今後の推移に興味がある。今日、女性に甘えられる状況ではないということの裏返しのようにもとらえられた。

・金八先生で、トランスジェンダーについて興味がでてきました。宮崎さんの生き方も含めて、多くのことを聞けてとても楽しい時間でした。是非、まだ息をひそめ、ひとりで悩んでいるトランスジェンダーの人達にも聞かせたいです。広めます。

・寸劇に参加しても楽しかったし、宮崎さんの講演を聞いて、笑いながら納得させられる部分がとても多く、とてもジェンダーに対する学習ができ、満足感でいっばいです。

・楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。男・女関係なく、やはり"人間"としてどうなのか、生き方がどうなのか、ですよね。そう改めて感じた時間でした。

・学期末の忙しい時期ではありましたが、いろいろと考えさせられるお話がきけて有意義でした。

・実はどんな講演会なのかよく知らないで来ました。○立高の教員でこんな考え方、人生の生き方してあるのを知りとても驚きました。しっかりした自分があるからこそ自分の生き方ができるんだと思います。日頃学校で子どもたちに自分の考えをしっかりともつように話しているのですが、これは、自分にもっと考えるように言う言葉だなあと考えさせられました。ありがとうございました。

・明るく元気にお話しされた分、悩みやプレッシャー等大きかったんだろうなあと思いました。私も頭ではいろんな人がいて平等で…なんて分かってはいるのですが、実際はすごく防御が固くて受け入れきれないのではと今日の講演で本当の自分を素直に認めることができましたので、私はそこから出発します。

・ジェンダーフリーとは"生き方の自由"だ。ポリシーとファンタジーとは違う等、少し考えが広まりました。ありがとうございました。

・"ジェンダーフリー""ジェンダーバイアス""トランスジェンダー"など、耳にした言葉が今日の話で、生きて入った気がします。私のまわりにも、子どもたちをはじめ、そのことで悩んでいる人がいるのだろうか〜いるんだろうなと、思いを広げることができたのも、今目の話をきけたからでしょう。

・一番心に思ったことは、宮崎さんが心が自由に生きていらっしゃるなあということです。たぶんこれまでにいろんなことを(楽しいこともつらいことも)体験されたからかなあ。宮崎さんに学ぶこたちは本当の個性を認めてもらえるのかなと思います。私もこれから一歩ずつそういう人に近づけたらと思いました。

・今目は通知表等が気にもなっていましたが、本当に来てよかったです。宮崎さんのようなトランスジェンダーの方がいらっしゃるとは知っていても、お話をきける機会はなかなかないですよね。分かりやすく、楽しく、とても大切なお話をしていただいて本当によかったと思いました。今回の人数だけではもったいない!! 次回はもっとたくさんでお話を聞きたいと思いました。

・ゲイの世界…「ちょっとなじめないなあ」というのがちょっと前までの自分の認識だったのですが、ただ「性同一性障害」というのはどんなものかというのにとても興味があって今日は来ました。こういうことについて知る機会がなくて、今日は来て大正解でした。前半のトランスジェンダーの基礎知識の部分、後半の宮崎さんの生活のお話、とても楽しく勉強になりました。見る目が変わるというのは正にこんなことだろうなあといういい気分です。

・楽しい2時間半があっという間にすぎました。宮崎さんの笑いの中にも核心をついたお話、いろいろ考えさせられました。「ジェンダーは個性」「これが私なんだから」この2つの言葉は、私たちを楽にさせる言葉だなあ…と思いました。

・大学でジェンダーを学び、卒業論文にもジェンダーに関することをテーマとしました。教育と直接関わるテーマではありませんがとても役に立ちました。私は未だ学生の身分なので実際にそのような場面に出会うこともあります。宮崎さんに会うために熊本から来ました。一般参加でしたが機会があったらまた参加したいです。

・両性でいいの(?) 性とは2つだけなのか(?)

・教師にむかって人を集めるのでなく教育関係者以外の人間を集めて実施したらどう?