ジャストネットのメールマガジン「おふれこ」に載った
宮崎留美子ホームページの記事
私が加入しているプロバイダである「ジャストネット」(ジャストシステムの関連会社が運営)のユーザーに対して、隔週、「おふれこ」という名称のメールマガジンが配信されてきます。
この「おふれこ」編集部から取材の申し出があり、取材を受けました。その取材にもとづいた記事が、2001.3.8に配信されてきましたので、私のことに関する部分について転載いたします。
【ネットライフくいこみたい】========================================
◆◆くいこまれ人31号:
ホームページ「宮崎留美子 のホームページ」作者/宮崎留美子さんhttp://www4.justnet.ne.jp/~r.miyazaki/
[ばっちりキメたお姿でトップページに現れた女性。横には「宮崎留美子です。」との自己紹介。このかた実は“トランスジェンダー”なのです。なにがどう「実は」なのか…。私グローリアがぐぐっとくいこんでまいりましたわ!!]
--宮崎さん、はじめまして。早速なんですが、まず、読者のかたにトランスジェンダーとはなにか、説明していただけます?
M:自分の性別に違和感をもち、別の性で生きていこうとする人たちのこと。ニューハーフの方も、トランスジェンダーだといえます。中には私のように、週末だけパートタイムで女性(男性)になっている人もいます。一口でトランスジェンダーといっても、いろいろな生き方があるということも理解していただければうれしいです。
--宮崎さんの場合、生まれつきの性は男性、でも女性として生きたい、というパターンですわね。普段は男性として教師をなさっているそうですが、カミングアウトされたときのまわりの方の反響はいかがでした?
M:もちろん、「びっくりした」という人もいますが、生徒を含めて、同僚たちとの人間関係に少しも変化はありません。自分だけが女装するような変態なんだと思っていたのですが、けっこういることがわかり、私のような生き方も「ひとつの個性」なのではないかと思うようになりました。
--でも、トランスジェンダーとして苦労なさることもあるのでは?
M:私の場合、パートタイムのトランスジェンダーですから、女性で過ごしていけない平日は、男性であることが、やはり苦痛です。早く週末がきて女の子になりたいというような渇望感があることでしょうね。
--そんな、トランスジェンダーとしての気持ちを綴ったエッセイなどがHPの中にもありますが、そもそもHPを始めたきっかけはなんだったのでしょう?
M:一太郎を購入し、そこについているホームページ作成の機能を扱っていたら、なんとなくホームページができてしまった(ジャストシステムさんにはお世話になったんですよお(^^;))。それだったら検索エンジンに登録しようと申し込み、それ以来、本格的に運営しようと思うようになりました。
--HPに対する反響などはいかがでしょう?
M:ビジュアルにひきつけられて、ついつい、私の主張も読んでくださるような、そういうページを心がけています。最初のころは、もっぱら男性諸子からの「会ってほしい」みたいなメールが多かったですが、今は、堅めの主張「留美子のエッセイ」をメインにすえたせいか、ナンパはめっきり減ってきました(それはそれで寂しいですね(^^;))。かわって学生さんなどからの質問や、励ましのメールなどが多いです。
--HP、たくさんの写真がアップされていますわね〜。ところで、ミニスカートのお姿が多いですが、何着ぐらい持っていらっしゃいます?
M:うーん、50枚以上はあるかも。ピンクのセーターとコーディネイトした黒の横縞が入っているスカートがお気に入りかなあ…。
--50枚! ってスゴイですね。私なんか、洋服自体そんなに持っているかどうか…。でも、女装と男装の両方だと、衣装代が大変なのでは(笑)?
M:うん、たいへんですよお。でも、男性モードの服は興味ないのであまり買いませんから。女性モードのときに着る服は、いろいろと選んだりしています。パンティもいろいろなものを買うのは楽しいし、お化粧品は、新しいのが出ると、衝動買いしたりしています。
--女性モードのおしゃれで、こだわっているところは?
M:こだわりというほどのことはないですが、生脚は好きじゃないです。夏でも、つま先がスルーになっているストッキングをはいています。
--そんなオシャレごころは、だれか見せたい男性のため?
M:うーん。お会いして、デートした方はいます。好きなタイプは、優しくて私をちゃんとリードしてくれる男性。ある程度年齢もいっていて、温厚な紳士の方がいいです。もちろん、リッチな方だったら、それにこしたことはないけど(^^;)。
--では、好みの男性がいたら、逆ナンもアリなんでしょうか?
M:逆ナンなんかないですよお。女性の私から声をかけるのは、ちょっと嫌。
--さて、浮いたなお話はそこそこにして、宮崎さんは『私はトランスジェンダー』という著書も出版されていますね。これはどんな本なのでしょうか?
M:今、ニューハーフや、性同一性障害といった人たちのことはクローズアップされています。でも、私のように、フルタイムで女性になりたいのだけど、いろいろな環境が許さずパートタイムをやっている人たちが、実数としては多いのです。そういうあり方は、これまで本にはなっていませんでしたが、ひとつの生き方として世に問いたいというつもりで出版しました。
--どんな方々に読んで欲しいと思ってらっしゃいます?
M:ひとつは、私と同じような方で、女性でありたいのだけどなかなか…という、「らしさ」に違和感を抱いている人。ふたつ目として、私と同じような教育関係者。とくに、性教育や人権教育をなさっていらっしゃる先生方。人権教育は、部落問題・在日朝鮮人の問題だけではなく、セクシュアルマイノリティのことも取りあげていってほしいです。性教育では、ジェンダーを中心にすえた教育をやってほしいです。そのための一助となれば、私としてもうれしいです。
--それでは最後にもうひとつ質問。宮崎さんからみた“女らしさ”“男らしさ”ってなんでしょうか?
M:うーん、難しい。従来の固定的な「男らしさ」「女らしさ」から脱却し「らしさ」にとらわれずに、男女が「自分らしく」生きていける社会であってほしいと思っています。だから、自分が「こうありたい」と考えていることが、それぞれの「らしさ」だと思います。積極的、能動的、バリバリ働く…そういう生き方をしたい女性がいた場合、そういったありようが「女らしさ」になるのかもしれません。
--それでは最後に、おふれこ読者へのメッセージをお願いいたしますわ。
M:内容は盛りだくさんですが、初めて訪れた方には、自分の興味にそって見ることができるように、私の「ホームページガイド」も設けていますのでぜひ一度、ご訪問下さい。
[グ]男、女の前にまず、自分らしさを大切にしてらっしゃる宮崎さん。感じ入りましたわ!! 皆さんも、これを機会にジェンダーについて考えてみてくださいませ。
ファンメールは r.miyazaki@ma4.justnet.ne.jp へ。