世界で、日本で......留美子が出会った人たち (14)


(14)社民党党首とのショット 2009. 5. 4up


 ちょっと、政治のことに関心がある方ならば、きっとご存じの顔ぶれ。
 一番右の男性は、保坂展人さん。社民党の衆議院議員です。そしてその隣の女性は、福島瑞穂さん。社民党の参議院議員で社民党首をされている方です。この写真は、2007年の「東京プライドパレード(東京レズビアン&ゲイバレード)」でのショットです。福島党首や保坂議員もパレードの応援に駆けつけてきてくれたのです。
 さて、私は、社民党にはちょっと思い入れが...
 その昔、もう「一昔」前になりました。日本社会党という党があって、野党第一党として自民党に対抗していたときがあったのです。土井たか子さんが党首をされていたときの参議院議員選挙で、なんと、自民党よりも多くの議席を獲得したことがあったのです。20年も前なのですねえ、1989年のこと。このときは、つぎの衆院選で逆転して、いよいよ政権交代か、なんて期待もしたのですが、この年の秋に起こった東欧での政変が世界を変えてしまったのです。
 東欧のいわゆる共産圏(ポーランドとかハンガリー、チェコスロバキアなど)の共産党政権があいついで崩壊してしまったのです。その後、1991年には、あのソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)も消滅してしまい、アメリカを中心とした資本主義陣営と、ソ連を中心とした社会主義陣営との東西対立に終止符が打たれました。
 日本国内では、東西対立を背景に、自民党と社会党が争うというのが政治の枠組みで、当時の社会党は、まだ、十分に「社会民主主義」の党への脱皮ができていませんでした。社会主義革命という革命路線(ただし議会を通じる平和革命)がまだ残っていて、そんなところに、ソ連の消滅、社会主義陣営の崩壊ということがあったため、社会党は大波をかぶってしまったともいえるでしょう。
 社会党の最後の花火は、村山政権。社会党党首の村山富市さんがなんと総理大臣になってしまったのです。でもこれは、自民党と社会党、さきがけ(自民党からの離党者による新党、今の民主党の鳩山幹事長らがいた)という、自民党バックアップの連立政権だったのです。とてもしたたかな自民党は、仇敵である社会党と組むことで、当時、非自民政権によって野党となっていたのですが、首相こそ社会党に渡したものの、これで政権復帰をはたしたのでした。
 以後、社会党は社会民主党(社民党)となり、再び野党になり、小選挙区ということもあって極小政党へと転落していくのに比べて、したたかな自民党は、公明党との連立で、今まで命脈を保っています。
 日本国憲法を守っていくこと、平和主義を守り育てていくこと、少数者の人権に敏感であること。こういったことがらは、民主党でかならずしも代替できるところまでいっていないと思っています。かといって、共産党をすんなりと支持するわけにはいかない、という人たちもまだまだいます。現在は、まだまだ社会民主党の存在意義は大きいと思うのですが、いかが。