留美子が訪れた世界遺産 (10)


文化遺産 日光の社寺

(10)東京から日帰りで行ける日光の社寺(日本) 2008. 9. 1up


 世界遺産(文化遺産)、日光の社寺。
 日本の世界遺産、ことに文化遺産は西日本に集中していて、東日本では、ここ日光だけである。
※世界遺産入りをめざした平泉は2008年に登録が見送られた.また自然遺産としては、知床と白神山地がある
 世界遺産地域の入口に架かるのが、この橋「神橋」、修復されたもののあまりに多くの人が通ると傷みも早いことから、渡橋料300円をとっている。

 神橋が架かっている前の道路を渡ると、世界遺産「日光の社寺」の石碑がドーンとおかれている。私の身長(160cm)と比べると、石碑がけっこう大きいことがわかるかと思う。
 ここから石段を登り、10分ぐらい歩くと、輪王寺、東照宮、二荒山神社の、いわゆる二社一寺がある。この3つが、日光の社寺の中心をなす建造物だ。
 輪王寺は、東照宮ができるまでは、日光の中心となるものだったようだが、東照宮ができると、どうしてもそちらの方が有名になってしまい、日光=東照宮といった理解が、その後の時代に定着してしまった。
 東照宮は、ここでいうまでもなく、徳川家康を祭神として祀ってある。江戸幕府・徳川政権の権威を支えるための施設ともいえるだろう。 

 こんな石段をずっと登っていくと、二社一寺の最初の輪王寺に着くのだが、この日はヒールのあるサンダルを履いていったためか、ちょっとばかり疲れてしまう石段だ。でも、それほどではない。
 世界遺産地域をぐるっと周遊するバスが、乗り放題で500円ででているが、日光駅から神橋まで190円で、そのあとは歩いた方が、むしろ、日光の雰囲気を楽しめる。
 そんなにたいへんな距離ではない。ヒールのあるサンダル履きでも十分にまわれたので、散歩に毛が生えたぐらいの感じで二社一寺を楽しめると思う。
 ゆっくりまわっても3時間、ないし4時間。
 輪王寺の入口のチケット売り場で、二社一寺を全部入れる共通拝観券を購入した方が、個別に買うよりは安い。二社一寺の共通拝観券は1000円。

 実はこの日は、青春18きっぷ(5日分)で1日分が余っていて、さてどこに行こうかと考え、日帰りで行ける世界遺産があるじゃないか、と、日光行きをきめてやってきたのだった。東京〜宇都宮間は、750円をプラスしてグリーン車自由席に乗る。宇都宮からは日光線。やはり3時間弱はかかる。

 東照宮の境内に入ってみると、きらびやかな彫り物をほどこした精細な門、黄金に縁取られた本殿など、豪華な神宮が目に飛び込む。(徳川)家康公の権威のもとに、代々の将軍が江戸幕府の頂点に立ち統治していくためのひとつの道具立てだったのだと思う。二荒山神社も神社としては立派なものなのだが、東照宮の隣にあると、それも質素に見えてしまう。
 輪王寺、二荒山神社が、日光の社寺の中心だったのだが、東照宮がつくらられたあとは、中心がとっかわられたということらしい。ちなみに、世界遺産は、東照宮だけではなく、輪王寺や二荒山神社も含めて、そのほかの小さな社寺をあわせて、日光にある社寺の群を登録遺産としているとのこと。