街 角 と 風 景 [ 日 本 編 ] (36)
(36)尾道、そこは、水道と坂の街 2009. 3. 7up
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映画『転校生』。男の子と女の子の体が入れ替わる物語。大林宣彦監督の作品で、いわゆる尾道三部作のひとつ。尾道の美しい背景を舞台に、その青春ドラマはすすんでいく。私の心に、尾道という地名が強くインプットされたのは、この映画を見たときからだった。体が女の子に入れ替わったらどんなにかハッピーなことなんだろうと思っていた、まだ若い頃、その映画の設定はとても強烈だった。
その尾道を訪ねてみた。
尾道市と向島の間に横たわる尾道水道、そして、尾道大橋。小高い山頂からのその眺めは、まるで一幅の絵のようだった。
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山頂に登るときにはロープウェイを使っても、下りはやはり歩いて降りたい。
まだ、昔ながらの家並みが残る狭い路地の坂を下っていく。ところどころから尾道水道が顔をのぞかせる。
そう、ちょうどこの場所、私が立っているこの位置。尾道を宣伝する観光ポスターに写されていた女性が立っていたところ。ポーズも、だいたいこんなかたちだった。モデルの女性はゆかたを着ていて、私はショートパンツとソックス。ひこはちょっとちがうのだけど、でもこの場所は、尾道を宣伝する観光ポイントのひとつなのだろう。とりたてて、どうという光景ではない。でも、この光景はやはり尾道だ。坂と水道の街を写しだしているポイントなのだ。