世 界 の 街 角 と 風 景 (17)


(17)金正日が訪問した深セン市 2006. 1.17up


 北朝鮮の金正日が、急遽、中国を訪問したというニュースが、日本で盛んに報道された(2006.1.16頃)。列車であちらこちらと回ったようだが、ひとつのポイントとして、ここ、深セン市に視察に訪れたと報道されていた。
センの文字はコンピュータで表示できない.土へんに川の文字になる.
 深センの最寄りの駅は羅湖駅である。香港の九龍から40分ぐらいだろうか。深セン市は、中国経済を発展させるべく、1980年代末、大胆に資本主義経済システムを導入した、いわゆる経済特区の代表的な都市だ。経済特区として発展するまでは、人口は1万人程度の漁村だったというから、現在の400万人という大都会からすると想像もできない。ともあれ、短期間にすごい発展をした都市でもある。
 ただし、資本主義自由経済システムであるため、貧富の差はかなりあるようだ。羅湖周辺では、香港からの訪問者に、小さな子どもが群がって金銭をねだるような光景もあった。
 羅湖駅周辺は、工事の鎚音が鳴り響く。地面を掘り返し、大規模な開発事業がすすめられていた。また、駅前には、大きなCanonの文字を配したネオンサインが目につく。資本主義日本とほとんど変わらないような広告宣伝物があちらこちらにあった。


 深セン市内で最も高いビル。ここの最上階には展望室がある。金正日は、この展望台から深セン市全体を視察したようだ。そのような報道があった。
 私も、展望室にのぼったことがあった。そこから見る深セン市は、ニューヨークかと見まがうような摩天楼が広がっていた。私が見た光景と同じ光景を、金正日も目にしたのだと思う。
 街のあちらこちらで、大規模な工事がすすんでいた。今後もさらに発展していくのだろうか。