ヨーロッパの街角と風景/アジアの街角と風景(3)
(3)水の都、ヴェネチアの運河 2005.9.26up
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運河が縦横に入っている街を、もうひとつ紹介しよう。
もう、ほとんどの人が知っているイタリアのヴェネチア。ベニスともいう。ここも運河の街だ。オランダのアムステルダムより人口は少なく、市域も小さい。運河が縦横に走る市街には、バスや車、鉄道は入れない。市域内の端の方に、バスステーションがあったり、ヴェネチアの駅があったりする。市街地内は船が交通機関となる。
水上バス、当地ではヴァポレットというのだが、これが、バス代わりに縦横に走っている。いわゆる各駅停車もあれば快速もある。船といっても、1つの停留所に停泊する時間は数十秒。
ちなみに、ヴァポレットに乗るとき降りるとき、特段、切符の提示はない。じゃあ、キセルのやり放題ではないか...と思うなかれ。ヨーロッパは、鉄道でもバスでも地下鉄でも、いわゆる改札というのはない。そのままスッと入っていける。切符を買わずとも乗るだけならば何の障害もない。ところが、問題はそのあとだ。
いつもではないのだが、ときどき(場所よっては頻繁に)、車内検札がくる。日本の場合には、検札の段階で切符を購入したとしても、そのときに正規料金を支払うだけですむのだが、ヨーロッパはこれがたいへん。切符を買わずに乗っていた場合には、情状酌量はないらしい。ペナルティ料金をがっちりととられるらしい。「らしい」というのは、旅行者の私が無用なトラブルになったらたいへんだということもあり、切符は正確に購入していたので、ペナルティを受けたことがないので、実際のところどうなのかはわからない。ちなみに、私の周りの人でも、ペナルティを受けていた人はいなかった。
ヴェネチアというとゴンドラは? と、疑問をお持ちの方もいるだろう。ゴンドラは、観光客向けに人力で漕ぐボートであって、市民の一般の交通機関ではない。料金も相当高くなる。ヴァポレットは、1日乗り放題で10.5ユーロ(1ユーロ=約140円)。90分間は乗り降り自由の乗船券であれば5ユーロ。ゴンドラだと、貸し切りになるため、70ユーロ〜100ユーロする。1人ではとても乗る気にはならない。
アムステルダムの交通機関は、バスでありトラム(路面電車)であるわけだが、ここ、ヴェネチアは、ヴァポレットが交通機関というだけあって、より、水の都といえるかもしれない。もちろん、日本からのイタリア旅行者の人気の街である。
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(参考:タイのバンコクをゆく水上バス)
ちなみに、こちらは、タイのバンコク市を流れているチャオプラヤ川を行き来するボート。
バンコクは、チャオプラヤ川の河口に位置していて、この川を中心にして、やはり運河がつくられている。バンコクは東洋のヴェネチアと言われていたこともあるようだが、ヴェネチアのような洗練された風情はない。といって、けなしているわけではない。東南アジアの雑然とした風情は、それはそれでまたすてきなのだ。どちらが好きかと問われると答えに窮するが、私個人としては、東南アジアの雑然たる風情にはかなりの魅力を感じている。
こちらのボートの乗船料は1回11バーツ。1バーツがたいたい3円弱なので約30円といったところだろうか。ヴェネチアの乗船料に比べると格段に安い。