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女子力に近づき、魅せたい その1




 女装旅行。楽しむための秘訣の第一は、「(男だと)バレてももともと、バレもとのつもりで堂々と旅行する気持ちを持つ」ということですが、そうはいっても、バレないで「女性」として旅行できたら最高です。
 私たちが女子力を身につけるというと、ちょっとおこがましいかもしれません。でも、少しでも近づきたいという努力というか秘訣というか、そういったものは工夫できそうです。ひとつふたつ紹介しますね。
 まずはアイテムから。
 ヒップパッドというものをご存じですか。ヒップのまるみの貧弱を補うアイテムです。女装用につくられたというわけではありません。女性で、とくにパンツルックのときにヒップを格好よく魅せるという補整下着の一種なのですが、これを女装用に改変したアイテムが通販で売られています。使ってみるとたいへんに効果がありますよ。一応は満足しています。ヒップパッドを装着したときの写真を下に載せておきます。
 ただ、シリコンパッドの重さから、しばらく歩いていると、いくらかずれ落ちてくることがありますから、私は、さらにこの上にガードルを重ねばきしています。
 購入するときに注意してほしいことを記しておきます。
 写真の左側のヒップパッドをみてください。このヒップパッドには臀部の部分にだけシリコンパッドがついています。女性の場合にはこれでいいのです。しかし男性の場合、つまり女装という場合は、臀部だけではなく、腰の横のふくらみもほしいと思いませんか。そこでつくりだされた、女装用への改変といってもいいかと思いますが、それが右側のヒップパッドです。これには、臀部だけではなく腰の横のふくらみを補正するパッドもついています。臀部が2つ、横の部分が2つ、計4つのパッドがセットになったものです。ニーズがあれば生産されるとはよくいったものです。あくなき欲望へ応えて利益をあげるという資本主義のみごとな実行例だと思いませんか。社会主義だと、男が女装することが社会にとってどうなのかという「社会主義道徳」が先に立ちますから、あくなきニーズを利益に換える資本主義のような生産対応にはならないでしょうね。もっとも、現在の中国は生産動機は資本主義そのものでしょうから大いに生産へすすむことはあるでしょう。私が言っているのは昔のソ連の場合です。たぶんこんなアイテムはできなかっただろうという推定です。
 ワコールから発売されているヒップパッドもあります。右側の写真がそうです。女性の補整下着用でしょう。ふくらみ部分はスポンジ製になっていてシリコンパッドではありません。私は5,6年前にこれを購入したのですが、いまいち使い心地とシルエットがよくなくて、あまり使いませんでした。やはり、女装用に改変したアイテムは必要なんでしょうね。

 

 

 

 女装用のヒップパッドをパンツルックの下にはいています。臀部のまるみがうまく仕上がっていますよね。ショートパンツでもグッドです。
 横の部分はというと。ニーハイブーツにジーンズをインしている写真をみてください。けっこうふくらみをもっています。座ったときのシルエットもどうでしょうか。ブーツにジーンズをインしたときのお尻のシルエットは私はけっこう気に入っています。
 女子力をアップしたい、もとい、女子力に近づきたい女装者のみなさま、ヒップパッドの使用をお勧めします。

 


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