2014〜2015年 6、8月

高いところから見下ろした三絶景




 今回の女装写真は、どこか1つの場所で撮った写真ではなく、3つの場所で撮った3つの景色を編んだもの。ただいずれも「高い場所から見下ろした絶景」という共通のテーマで編んでいるもの。
 1枚目は、鹿児島県の甑島。海のブルーが目にいたいほどきれいだった。この場所は忘れられない記憶が残っている。というのは、この写真を撮って帰ろうとしたとき、乗ってきたレンタカーのバッテリーがあがってしまっていたというアクシデントがあった。この展望台には誰もいない。付近にも誰も通らない。おまけに、携帯の電波が届かない。レンタカー会社に連絡しようにも連絡のつけようがなかった。やむをえず、電波の届く山の麓まで歩いて降りて行ったというアクシデントだった。どうしようかと頭の中が真っ白になった記憶が今も残る。
 2枚目は、津軽半島の先端、竜飛岬の写真。ここも海のブルーがきれいだった。レンタカーが観光バスでもなければ、公共交通機関ではなかなか行きにくいところである。
 3枚目は、洞爺湖を臨む展望台からの絶景。洞爺湖に向かって右側に目を転じると、洞爺湖サミットが開かれたウインザーホテルが湖を縁取る山のてっぺんに見えた。