ウッフィツィ美術館で、一足先に「受胎告知」をみる
↑「受胎告知」、ウッフィツイ美術館ではフラッシュを焚かなければ撮影は自由.ヨーロッパではそういう美術館は多い.3月20日から、東京国立博物館にて、レオナルド・ダビンチ展覧会が開催される予定になっている。その目玉は「受胎告知」の絵画。イタリアルネッサンス期の代表作のひとつであり、レオナルド・ダビンチの主要な作品のひとつでもある。
実は、私は、今度はじまる展覧会よりも前に、もともとの収蔵場所でウッフィツィ美術館でこの絵画を鑑賞していた。
レオナルド・ダビンチの作品のなかで有名なモナリザは、フランスのルーブル美術館にある。この受胎告知はイタリア・フィレンツェにあるウッフィツィ美術館に収蔵されている。
数千枚という絵画が展示されているなかで、受胎告知もさりげなくおいてあり、特別なはからいはされていない。観客が多少多く集まっていなければ、うっかりとサッと通ってしまうぐらいだ。ルーブル美術館で、モナリザが特別のはからいをされていたのとは趣を異にしている。
↑ウッフィツィ美術館の中庭.ここは通行は自由.美術館に入るのに予約なしだと2時間ぐらい並ぶ
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ウッフィツィ美術館は、中世美術作品の宝庫だ。中学時代の美術の教科書や絵画写真集でしか見たことがない作品が、ほんとにさりげなく展示されている。
たとえば、左の写真のボッテチェリの「ビーナス誕生」も、この美術館の収蔵品だ。写真がややぼけているのはピントがあっていないからではない。フラッシュが焚けないために手ぶれを起こしたのだと思う。てデジタルカメラの感度をもう少し上げて撮影すればよかったかなと、あとで後悔した1枚だ。
ウッフィツィ美術館は18時にはクローズする。しかし、ヨーロッパの夏は9時頃まで明るい。イタリアはヨーロッパでは南の方になるので8時半ぐらいで夜の帳がおりるが、それまでは街はごったがえしている(北欧など緯度が高い地方では10時ぐらいまで明るい)。
フィレンツェの街の中心部には大きな境界のドゥーモがありカテドラルが威厳をもって建っている。街の通りは中世の雰囲気そのままである。レオナルド・ダビンチが、ひょっとしたら、私が歩いた小径を歩いていたかと思うとなかなか楽しい。この街は、商人のメディチ家が統治していたようで、絶対君主が支配したところではないことから、ルネッサンスの花が開く理由にもなったとされている。ちなみにこの街並みそのものが世界遺産に登録されている。
私が泊まったホテルは、フィレンツェの駅のすぐ近く。外観はまさに中世の建物。もちろん内部はリフォームされていて、とてもきれいで快適だった。
ぜいたくな旅は金銭的にゆとりのある人にゆだねるとして、私はできるだけ出費を抑えるため、夜はセルフサービス方式のイタリアン料理の店に入った。フィレンツェ駅の構内にある。
ラビオリがあって、それを指さすとかなりたくさん盛ってくれた。ヨーロッパの盛り方は、だいたいどこでもたっぷりだ。体が大きいだけあって食欲も旺盛なのだろう。それにサラダをあわせて、赤ワインも注文する。イタリアはワインの産地ということもあってか、価格はたいへんに安い。ミネラルウォーターよりも安いぐらいだ。ラビオリのワイン。ちょっとした洒落たごちそうではないか。価格は抑えても雰囲気は洒落て。それが、ひとり旅の食事を楽しくするコツでもある。
ちなみに、水はタダではない。水がタダなのは日本の特徴。水道水でもそんなにまずくなくて飲める、水が豊富な日本の環境は大切にしたい。ミネラルウォーターの500ミリリットルのボトルで注文する。
これは夕食で、だいたい午後8時頃なのだが、ご覧の通り、外はまだ明るい。
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