No.42 早稲田大学でトランスジェンダーの話

早稲田大学でトランスジェンダーの話

 最近は、だいたいどこの大学でも、「女性学」「ジェンダースタディ」などの講座が置かれている。女子学生が受講しているのはもちろんだが、男子学生の受講もそれなりにいる。
 女は女らしく/男は男らしくといった、固定的な性役割分業は、もはや、21世紀を迎えた今、音を立てて崩れ始めているといってよいだろう。もちろん、そういう役割分業に固執する者はいる。個人としてどういうライフスタイルを選ぶかは自由だが、たぶん、その生き方では行き詰まってくるときがやってくるのではないか。
 男らしさへの不安・・・こういった講座を受講する男子学生の心のなかにあるもやもやなのかもしれない。
 女性学やジェンダー学は、これまでは、一応、男性/女性という枠組みのなかで、「らしさ」というジェンダーをどのようにとらえるかというところで語られてきた。現在は、さらにすすんだ論議も交わされている。男性/女性という枠組みそのものを問い直していこうという方向性だ。まだまだ大勢になってわけではないが、この方向で考えていくべきだという研究者も多い。そして、このような研究者は、当事者を呼んでそこから学ぼうという姿勢をとることが多い。最近、私が、あちらこちらの大学から声がかかるようになってきたのは、こういったジェンダーを考えていく「今」の状況が横たわっているのだと思う。

※この講義の模様を、早稲田大の学生さんが写真に撮ってくれました。「写真を見る」という文字をクリックしてください

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