No.37 FTMの人たちとの交流
FTM(女から男)の人たちとの交流
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FTMの方々と談笑
...ハイ、パチリ
2002年5月中旬、東京駅近くの片倉ビル内にある映写室で、映画「ロバート・イーズ」の試写会があった(映画の紹介・案内は別ページに譲る)。
試写会のあと、主としてFTMの当事者の方や、性同一性障害に詳しい針間先生たちと、軽く一杯。
そのあと、針間先生はお帰りになり、当事者や関係者で交流を行った。
MTF(男から女)である私は、これまで、MTFの方とじっくりお話しする機会はなかった。今回、そういう機会がもてたことはとても有意義であったと思っている。
MTFとFTMのトランス者どうしということに加えて、家庭をもち子どもを持っているという条件下で、そのことと、トランスジェンダーという自分のありようと、どのように折り合いをつけて生きていくか、私にとってもとても切実な体験談であった。
「子どもはかわいい.子どもに対しての責任は大事にしていこうね」
MTFもFTMもない。人間としての子どもへの愛情は、全く共通する。父親としてか母親としてか。そんなことどうでもいいではないか。ひとりの「親」として子どもと向きあっていく姿は、たぶん、ジェンダーやジェンダーアイデンティティに関係ない人間と人間としての感情ではないだろうか。
そうはいっても、地域で抱える、他の保護者との関係の難しさを吐露しあったひとときでもあったのだった。胸の内を仲間と語ることで安らげるのは、セクシュアルマイノリティという共通項のなせることなのかもしれなかった。それにしても...と思ったことがあった。
FTMの方々は、「宮崎留美子」という私の名前は知っていた。聞くところによると、自助グループの集まりの場などで、MTFの人たちが、私のことを悪しく言いつのっているというものだった。当然に、私に対してのイメージは悪かったようだ。
実際に会ってみて、「宮崎留美子って、語られていたイメージと全然ちがうじゃないか」という印象だったという。1人のFTMの方が言った。
「実際に会ってでないと、その人を判断するべきではない」
うれしい言葉だ。現物の「私」と会って、私と語りあい、そして、等身大で私を判断してくれればよい。よくも悪くも、それが私なのだから。でも、うわさ話で判断はしてほしくない。そんなふうに思ったのだった。
後日、私のところにきたメールに、「インターネットの掲示板で語られている宮崎留美子と、このとき会った宮崎留美子は、本当に同一人物なのか」と、私をある程度知っている別の方に問いただすぐらいだったという。そして、インターネットに書かれている姿が実際のことだとして1人歩きする恐さを感じたという。
インターネットは便利な道具であると同時に、その恐さもまた大きいというところか。
私としては、私に対しての風評は、今では、全く気にしないようになっている。だって、実際に出会い話してくださった方は、もう2度と、インターネットの風評に惑わされることはないと思うからだ。どんなにインターネットが発達しても、バーチャルよりリアルの方での判断の方が勝る。そう思いたい。
「トランス☆プロジェクト」のメンバーの方と...
トランス☆プロジェクトは、トランスをテーマに演劇を行うことをメインにした活動をやっています。この団体のホームページは、左の写真をクリックしてください。左端は、月嶋さんという代表の方。ネイティブの女性です。性自認も女性で、トランスの当事者ではありませんが、トランスの問題に関わっていかれている方です。
真ん中は、MXテレビの性同一性障害の特集でも紹介された悠クン。FTMです。あまりのカッコイイ男の子なので、腕をくみたくなりました。